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住宅街に恐竜化石!ダネックボーンベッド

ダイナソープロビンシャルパークやドラムヘラーが恐竜化石の有名どころではありますが、実は大学のある市内、エドモントンでも出るんです。恐竜。

実はエドモントンに住んでる人たちも知らなかったりするので、「エドモントンでもでるのっ?」という反応もちらほら。

そしてその発掘場所はこちら。

その名も、ダネックボーンベッド

同じ種の個体が何体も見つかる場所を”ボーンベッド”と言います。いくつもの個体が同時に見つかるということは、同時に死んだということです。

この場所で今まで見つかっているのは、ほぼエドモントサウルス。

ここからは推察ですが、おそらくシマウマとかが川を渡る感じで、群が移動している際、急な川の流れや洪水的なものに襲われ何体ものエドモントサウルスが犠牲になったとされています。

写真だけだと田舎の川のほとりに見えますが、住宅地が数メートル先にあります。1988-1989年の冬に犬の散歩をしていた、Danek Mozdzenski というおじさまがたまたま発見した場所です。

その年の夏にロイヤルティレル博物館の研究者たちが調査を行なっていましたが、2006年からアルバータ大学の発掘の授業の一環として使われるようになりました。現在はアルバータ大学が所有し、市が公園として運営しています。

ひしゃげた脊椎の化石。すみませんスケールが自分の手です。
エドモントサウルスの歯の化石。ちょっと割れていますがハドロサウルス科独特の形をしています。

そうして大量のエドモントサウルスが死ぬと何が起こるか。アルバートサウルスなどの肉食恐竜が屍肉を漁りにくるという寸法です。しかもアルバートサウルスの歯は我らが哺乳類と違い抜けても生え変わり、そもそもあんまり顎に固定されていないため、食べてる間にボロボロ抜け落ちます。すなわち、エドモントサウルスの骨と一緒にアルバートサウルスの歯もよく出てくるわけです。

アルバートサウルスの歯の化石。おそらく今回の発掘で一番かっこいい発見。

ちなみに過去、一体だけアルバートサウルスの骨が見つかっています。エドモントサウルスと一緒に洪水に巻き込まれたのか、食べている途中で埋まってしまったのか…。

そんなこんなを考えながら、洪水で溺れちゃった恐竜たちがお尻だけでちゃってる感じって可愛くない?と思ってデザインしました。ちなみにでている部分は誤魔化すわけにも行かなかったので、論文を読みつつ、足跡の研究をしている福井県立恐竜博物館の築地さんに質問しつつ、ハドロサウルス科とティラノサウルス科の足跡を忠実に再現しました。実際に着ている人のお尻にはダネックボーンベッドの位置情報が(Locality 2379)。

過去の恐竜たちと現在の我々が静かにお尻でつながっているデザインです。

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テーマの著者 Anders Norén

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